サラーム。
今日のミッションは、明日死海に行くので、水着を買いに行くことです。
イスラムの国で水着を買うのは、賢い選択ではないのは分かっていますが、死海に行くからにはやっぱり泳ぎたい(浮きたい)。いや、水着日本から持ってきていたのですが、インドで水着を無くしたっていう子にあげました。そんなにお気に入りってわけでもなかったので、もらってくれて助かったのですが。その後新しいのを買おう買おうと思いつつ、インドにも水着ってあまり売ってなかったんですよね。なので買えないままヨルダンまで来たという次第です。
街中で水着屋さんなんて見かけなかったので、ホステルのスタッフに聞いて、スポーツ店に行けばいいよと言われ、教えてもらったお店に行きました。
選択肢がほぼない中、サイズもピッタリな水着を無事購入。22、5ディナール(約3500円)。
そのあとブラブラしていると、モールがあったので入ってみました。ほぼ観光客ゼロ。地元の人達でいっぱいです。
こんなセクシーな洋服屋さんもあります。地元の子達はこれをどこで着ているんだろう?まさか、あの黒いガウンの内側はこれ?この写真よりも、お腹や背中が大きく露出している服がたくさん売られていました。
可愛い帽子屋さんを見つけました。ヒジャブ?スカーフ?ムスリムの女性達がかぶっているものだと思いますが、おしゃれでモダンな感じです。
選び方が分からないので、お店のお兄さんに聞きながら何枚か試してみました。そして紺色の帽子を購入。人生初のヒジャブ。嬉しい。
面白かったので、お店の写真を撮って良いかお兄さんに聞くと快くオッケー。写真を撮っていると、いきなり、店内に座っていた年配の女性が、私に大声で何か言っています。え?怒ってる?私が撮っていた写真に写ることを嫌がっているのかと思ったので、お店と帽子の写真を撮っているだけで、あなたは写真に入っていませんよ、と撮った写真を見せましたが、まだ怒りが収まらない様子。
店員のお兄さんが何か言ってなだめていますが、女性は納得がいかない様子。
お兄さんに事情を聴くと、その女性は私は中国人かと聞いている様です。日本人だと伝えるも、本当か?中国人じゃないのか、と言ってきます。本当に日本人だと言って、ここの帽子が気に入ったから買って、お店を写真を撮っているだけだというと、やっと納得した様で、手のひらを返した様に急に笑顔になりました。
店のお兄さんのカタコト英語の説明によると、その女性は、私が中国人で、コピー商品を作って販売する為に写真を撮っているのだと思ったらしいです。
にしても、店員の彼がオッケーって言っているから彼女には関係ないでしょ、とムカつきましたが、ここは抑え笑顔で収めました。
しばらくモール内を歩いていると、ある店先にいた男性がお茶を飲んでいきなさいと言ってくれたので、ひとしきりお喋りしました。彼が接客する様子を見ていると、売り物のジーンズを床に広げて見せています。びっくりしましたが、ここでは普通みたいで、お客さんの方も、床に置かれた服を見て、思案している様子。
さっきのおばちゃんにはびっくりしましたが、仮に私が中国人だとして、いや、何人だとしても、事情も分からない人に対して思い込みで怒鳴るのはちょっとね、と思います。彼女がどんな経験をしてきた人なのか分かりませんが、先入観とか、偏見は、無用な衝突や嫌な感情を生むのだと思います。
こんなの時間の無駄だし、お互いハッピーじゃないですよね。
明日は一日観光なので、早めに寝ます。おやすみなさい。