ナマステー。
約1カ月のインド旅。思ったことをまとめておきます。
ゴミ なんといってもゴミがすごい。田舎でも都会でも、私が訪れた所いたるところにゴミが散乱していました。何度か、大人が路上に平気でゴミを捨てるのを見ました。子供の前でも。とにかく不思議でなりませんでした。汚れようにも程がある。掃除している人も見かけます。でも見ていると、自分の店の前だけ掃いて、片隅に集めたゴミはそのまま放置。横にやっただけ。うーん。。何故。イ色々ンターネットで調べたところ、これがなんとも複雑で奥深そうなことが書かれている記事を見つけました。インドには、ご存知カースト制度があり、現在は法律で禁止されていますが、実際にはまだ階級意識が残っているそうです。そして、下の階級の人達がゴミを拾う仕事を担っている。片づける人がいるから捨てる人は捨てっぱなしということの様です。でももう片付ける人はいないと思うのだけど。
私は今回の旅でインドが大好きになりました。だからこのゴミ問題、どうにか出来ないのか考えてしまうのです。
余計なお世話かも知れないけど、もったいないと思うのです。だってこんな素敵な遺跡や文化があって、多様性に富んでいて楽しい国です。
調べると、様々なNGO団体等が子供の教育などにも取り入れてゴミ問題に取り組んでいる様です。でも読んでいて思ったのは、大人を教育するのって一番難しいことだと。子供に教えて習慣化させるのは比較的簡単だと思うのですが、問題は大人だと思いました。大人に教えるのってどうしたら良いのだろう。。。
人 人懐っこくて、優しい。距離が近い。世話焼き。余裕がある(あり過ぎ?笑)。インド人が大好きになりました。彼らのせかせかしていない態度に何度も助けられました。時にそれはイラっとくる態度かも知れませんが、本人は罪の意識がないからこっちも怒る気が失せます。まいっか、と。インド人いいです。
言語 インドの公用語はヒンディー語と英語だそうですが、地域によって様々な言語があり、方言も合わせると2000以上とも言われているそうです。インドが多様性にあふれた国だとは知識として知っていましたが、実際に行くと、同じインド人でも言語が全く違うので、例えばビジョは南の方の出身ですが、ヒンディー語も英語も勉強中ということで、他のインド人とは英語で話していました。
地域によって言語も文化も違うので、インドという一つの国にいくつもの国がある感じだと思いました。今回は北の方だけでしたが、次回は南の方や中国に近い東側も行ってみたいと思っています。
セクハラ(キャットコール、ナンパ等)これはインドを訪れる(または訪れたい)大勢の女性が心配していることだと思います。私も行く前は不安でした。実際はどうかというと、あります。道を歩いていて声を掛けられる、じっと見られるは日常茶飯事かも知れません。躊躇なくジーっと見られるので初めは不快感がありましたが、無視すれば大体それ以上は何もしてきません。声を掛けるのは、何かを売る為の場合も多いです。これも無視。
初めの頃は、ハーイと声を掛けられる度に、ハーイと答えていました。笑顔で。でもしつこくしてくるので、次第に笑わなくなりました。周りの女性を見ていると皆毅然としているので、あ、そういうものかと学び、間もなくきっぱりノー!と言って自分の方向へスタスタ足を進めるのみ、になりました。ま、プシュカールでは騙されたけど。。苦笑。
デリーでは、インド人の友達と行動することが多かったので、声も掛からないし、他の地域でも、私自身はセクハラも全く無かったです。ただ、ジャイプールでナタリー(ベルギー人)とファティマ(ドイツ人)と3人で歩いている時は大変でした。二人ともいわゆる白人の女性。彼女達といると、私の比じゃなく、道では男達が遠慮なしにジロジロ見てくるし、時々放送禁止用語を浴びせてきます。ファティマは同じ日に2度も!人ごみの中お尻を触られたと言っていました。ちなみに、服装はゆったりめの長ズボンに長袖のシャツ。いやいや、服装は関係ないんです!服装が悪いって言っている人がいますが、それじゃあ裸の人は触っていいんかい、ってことになりますよね。人のものは勝手に触らない。
でもこれに関しては、人によって意識の格差が大きい気がします。私が出会ったインド人の友人達はとんでもないと言っていたし、私達と同じ感覚を持っていました。
でも考えてみると、日本もつい最近まで、いや今も?セクハラが横行していたので、少しずつ意識改革していくしかないのかなと思います。日本も20年前と比べて職場環境もだいぶ変わってきた実感があるので、近い将来こういうことが無くなることを願います。
映画館 一度だけ映画館に行きました。始まる前には国歌が流れて、その間起立します。また、映画の途中で10分位の休憩がありました。
インドについて、以上かな。また思いついたら追記していきます。