イスラエルについて、思ったことをまとめておきます。
・国旗が多い
街中で国旗を見ることが多かったです。あくまで個人的な印象ですが。日本だと日本国旗を掲げるのはあまりないことなので、少し違和感がありました。撮った写真の中にもいくつか国旗が写っていたので載せます。
・兵士、警察、警備員が多い
特にエルサレムの街に多かったのですが、イスラエル軍の兵士、警察なのか単に警備員なのか見分けがつきませんが、ライフル銃を抱えた人が街じゅうにいます。あと、印象的なのは、女性兵士が多いこと。イスラエルでは、男女とも高校を卒業する18歳から19歳で兵役が義務付けられています。男性は3年間、女性は2年間。まだごく若い若者がライフルを抱えて立っています。ウィキペディアによると、厳密には全国民に義務があるわけではなく、イスラエル在住のユダヤ人とイスラム教ドゥルーズ派だけだそうです。ドゥルーズ派はおそらく、エルサレムの旧市街等に住むイスラムの人達がそうなのかも知れません。
・エルサレムとテルアビブでは雰囲気が違う
エルサレムは、いわゆる宗教色が強いです。そりゃそうですよね。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教全てにとって重要な地域ですもんね。
ユダヤ教の人達は特徴的な格好をしているのですぐに分かるのですが、私の印象では、7割、少なくとも半数以上はユダヤ教徒の気がします。なぜなら男性はキッパと言われる丸い小さな帽子を付けているからすぐに分かります。女性は、髪を隠すためにスカーフを巻いていますが、なかにはカツラをかぶっている人もいます。地毛なのかあまり気が付かない人もいますが、あきらかにカツラと分かる人もいます。カツラを被るくらいなら地毛でもいいんじゃないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。
一方テルアビブでは、そういう人はあまり、ほとんどと言ってもいいくらい見かけませんでした。テルアビブは街を歩く人達の服装もヨーロッパの都会と殆ど変わりません。やはり敬虔なユダヤ教の人達は、聖地に近いエルサレムに住んでいるのかも知れません。
・アラブ人が優しい
残念ながら、地元ユダヤ系イスラエル人との接触は少なかったので、特に印象は書けないのですが、印象的だったのは、アラブ系の人達が優しかったことです。タクシーの運転手やお店の人、皆フレンドリーで話しかけてくれました。ヨルダンでも親切にしてもらいましたが、気さくなのはアラブ人の気質なのかも知れませんね。
前から興味があったけど、まるでパズルだったイスラエル。行けば理解出来るはず、と思っていましたが、結果はその逆でした。ますます頭の中は混乱しています。正直誰が悪いとか、何が正義とか、分からない。宗教って何なの。政治って何なの。結局お金?もう全然分かりません。。。