メルハバ(トルコ語でこんにちは)。
考えた末に、乗ってきました熱気球!お値段115ユーロ(約14,795円)。いくつかのツアー会社に聞いたのですが、相場は130ユーロみたいです。ダメ元で交渉すると、日本に住んでいたらしく、流暢な日本語で日本人だからと安くしてくれました。
朝4時40分、ツアー会社の車がホステルまで迎えに来てくれました。
どこかの丘の上に到着すると、まだ準備中の様子。気球はまだしぼんでいます。 カゴは4つに分かれていて、一つに4名、合計16名まで乗れる様です。 乗る前に誓約書に署名します。 どんどんガスを送ります。みるみる間に大きくなってきました。
もう朝日出ちゃってるよ。バルーンから日の出が拝められると期待していたのですこし焦ります。 準備完了!いよいよカゴを跨ぎ中に乗り込みます。
結構大きく跨ぐのでスカートはダメです。ズボンですね。カゴの外では、今にも飛んでしまいそうな気球を、スタッフの人達が懸命にロープで引っ張っています。その間私たちは、パイロットからいくつかの注意事項、そして着陸時には合図するので、備え付けのロープをしっかり掴んでしゃがむ様に、と説明を受けました。
出発!
浮かんだ〜!
深い谷や山、奇妙な形を岩群を見ていると、なんか地球って生きてる、と思いました。
時折、ぶおーっとバルーンに送り込むガスバーナーの音が鳴り、その度にあっつっと熱風を感じながら、あとは、ただ漂っています。
美しいエンジェル山(Mount Erciyes)も見えました。
しばらくすると、だんだん下降していきました。もうすぐ着陸です。
そして無事着陸!約40分の飛行でした。
実は、着陸地点は地面ではなく荷台の上。下の写真の様に、地上スタッフが微調整しながら荷台の上に載せます。
こんな感じ
なるほど。着陸地点ってその日の風によって変わるから、その後バルーンを運びやすいように荷台の上に着陸させるんですね。着陸が近づくと、パイロットが地上と連絡を取りながら、地上スタッフはバルーンを追いかけるように着陸予測地点に向かってトラックを走らせていました。チームプレーです。
最後は、シャンパンで乾杯。
飛んだよ証明書ももらいました。
今更なんですが、正直、乗らなくてもよかったかなあと思いました。いや、もちろん実際に乗って楽しかったです。カッパドキアならではユニークな地形やエンジェルス山も美しかったし。ただ、ビューポイントで見たのが幻想的で、なんとも言えない雰囲気で、私はそっちの方が断然好きでした。
なので、お金に余裕のある方はぜひ乗って欲しいと思うけど、そうでない方は乗らなくても、下から見ているだけでも十分感じるものがあると思います。
エジプトのルクソールでも熱気球が有名ですが、カッパドキアとルクソール両方で乗った旅友曰く、カッパドキアの方が良いと言っていました。私はルクソールでは乗りませんでしたが、空から見るメリットは、カッパドキアの方があると思いました。
どちらにしても、人生初の熱気球、よかったです。