メルハバ〜!(トルコ語でこんにちは)
今日はトプカプ宮殿に行ってきました。
とその前に、あまり人のいない小道を歩いていると、素敵な感じの建物を見つけたました。こういう何気ない小さな発見の瞬間が好きです。何だろうと見ていると、Istanbul Libraryと書かれています。図書館?
外で写真を撮っていると、あ、誰か出てきた。
とっさにハローとだけ言って立ち去ろうとすると、いいからいいから、無料だから入っていきなさいと言われ、中に入れてくれました。
無料なら、はい、じゃあ。
中には、スタッフの女性が一人だけいましたが、私の他には見学者や利用者はいない様子。
廊下には、歴史的に有名な人なのでしょうか。沢山の写真が掛けられていました。よく分からないまま、さっきの男性に見守られながら、関心のあるふりをしながら一応眺めます。
そして、最後に、偉い人が使う様な部屋に案内されたところで、男性の手にはポストカードが何枚かあり、すると小さな声で、どうやら買ってくれと言っている様です。
ああ、そういうことだったのね。 ちょっとがっかりして、バックパッカーであまりお金持っていないのでごめんなさい、と案内してくれたお礼を言ってそそと出ました。
うーん、ポストカード買えばよかったのかなあ。そんなに高いものでもないし。でも図書館の職員だろうから給料はちゃんとあるだろうし。複雑。。
気を取り直して、目的地のトプカプ宮殿へ。
トプカプ宮殿とは、15世紀中頃〜19世紀中頃までオスマン帝国のスルタン(王)が住んでいた宮殿です。
正面玄関となっている帝王の門をくぐります。
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帝王の門
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金角湾が見えます。
第一の庭と言われる場所を通ります。公園の様な雰囲気で、芝生の上でくつろいでいる人達もいます。この先、挨拶の門の手前右側にチケット売り場があります。
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チケット売り場
入場料は40リラ(約830円)、後宮(ハーレム)は別途25リラ(約520円)でした。
宮殿は、第一の庭、挨拶の門(バービュッセーラム)、第二の庭、幸福の門(バービュッサーデ)、第三の庭、謁見の間(アルズ・オダス)、後宮(ハーレム)から成り立っています。
挨拶の門です。中央にはトルコ国旗が掲げられていました。
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挨拶の門(バービュッセーラム)
挨拶の門を通り抜けた先に、オーディオガイドの貸し出しがありました。(日本語あり、料金30リラ(約620円。))
第二の庭を通ると、幸福の門があります。
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幸福の門(バービュッサーデ)
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この器で、スルタン(王)の部屋用の香料を作っていたそうです。
ここからはハーレム(後宮)です。ハーレムとは、スルタンが女性達を住まわせていた場所で、様々な出身地や民族の女性が連れてこられたそうです。
全部で400以上の部屋があるそうです。
ここに女性達を侍らせていたのだろうか。漂っていた香料はどんな匂いがしたのだろう。
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シャンデリア
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鏡
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みとれてしまいます。
普段は外から見えない生活をしていたハーレムの女性達。ここから外界を眺めていた様です。ちなみに、様々な国や民族から来ていた女性の中でも、コーカサス地方の女性の評価が高かったそうです。
あちこちにバラの花が咲いていました。
トプカプ宮殿を後にし、今日も、昨日と同じレストラン Balkan Lokantasiで腹ごしらえ。美味しいし安い! 食べたいものを選び、最後にレジで精算します。指差しで注文できるので簡単です。
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これえ12リラ(約250円)
テラス席の隅に猫。
この後、お店から出ると、近くのレストランの人が声を掛けてきました。今食べたばかりだからソーリーと断ったのですが、じゃあ、お茶をご馳走するから、少しの間テーブルに座っていてくれないかなと言われました。話を聞くと、客が全然入らないので、いわゆる「サクラ」になって欲しいということでした。そんなことなら全然オッケーと承諾。しばらくすると一組やってきて、使命を果たしたところで退散。
おやすみなさい。