ドベルダン!(Dober dan! スロベニア語でこんにちはの意)
ブレッド発8:13、リュビリャナ着9:08の列車で首都リュビリャナに戻りました。 5,8ユーロ(約720円)。
家庭の味
今日は、元上司が紹介してくれた方に会えることになりました。
私が世界一周をするために退職すると伝えた時、スロベニアに行くならと紹介してくれたのです。
大学で要職に就くイリーナさんですが、忙しい中、大学のオフィスに案内して頂いた後、ご自宅にも招待してくれました。
ご自宅は邸宅という感じのモダンな建物で、リビングの中央には大きなピアノが置かれていました。
広いお庭には野菜や果物がなっていて。
ディナーはお庭のテーブルで頂きました。最高〜!
久しぶりの家庭の味。やっぱりいいなあ。旅中私の場合はほぼほぼ外食なので落ち着きます。ふう、シンプル イズ ベストです。
旦那様がヒューゴエルダーフラワーというワインをいれてくれました。エルダーフラワーというハーブが入ってるのだそう。ほんのり香りがして美味しかったです。
イリーナさんご夫妻は昔東京に住んでいたことがあり、若かりし頃の(イリーナさんを紹介してくれた)元上司の裏話や、日本での生活の話で盛り上がった後は、皆で街に出ました。
古本屋さんに寄りました。ところ狭しと古本が並べられています。もうここで何十年もやっているそう。
オーナーの方が、ここから好きな本を選んで良いよとプレゼントしてくれました。全部スロベニア語で読めないので、装丁が可愛いかった本をジャケ買い(買ってないけど)。あ、今の子達はジャケ買いって知っているのかなあ。
一緒に写真を撮ろうというと、情熱的に肩を組んできた、独身だというオーナー。ちなみに、頂いた本は愛について描かれている本だと言っていました。読めないけど。笑。
プレシェーレンFrance preserenは、スロベニアを代表する詩人だと、イリーナの旦那様が教えてくれました。その名にちなんだプレシェーレン広場には記念碑もあります。
やっと辺りが暗くなったリュブリャニツァ川沿いのレストランで、W杯日本VSベルギーの試合を観戦。残念ながら日本は負けてしまいましたが、勝敗が決まった瞬間、テーブルの向こうに私以外にも残念がる人達がいてなんだか心が温かくなりました。
バスでボスニア・ヘルツェゴビナ、サラエボへ
深夜1時25分発のバスで、次の目的地ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボへ向かいます。11時間の長旅です。
今回もFlixBusです。料金35,99ユーロ(約4500円)。
バスステーション(リュブリャナ駅の隣)までホステルから徒歩10分と近いのですが、深夜なので一応ホステルのスタッフに安全か聞くと、全然問題ないよという答えだったので、歩いて行きました。
無事バスステーションへ到着。さすがに深夜だからか人気もなく、見当たるのは、ベンチに座るティーネイジャー位の男の子が一人だけ。
決して彼を警戒している様に見えない様に実はしっかり警戒しながら、足元にバックパックを置き、パスポート等貴重品が入っているサブパックはそのまま背中に背負ったまま、私も少し離れたベンチに座ります。少し経つとその男の子は立ち上がってどこかに行ってしまいました。あれ、バス乗らないのかな。
そろそろ時間前だけどバスが来る気配なし。FlixBusのアプリを開くと、到着予定が10分遅れの1時25分になっていました。
お腹空いてきた。そうだ。イリーナがもたせてくれたサンドイッチがあった!
イリーナが遠慮する私に、長旅でお腹空くはずだからと持っていきなさいと持たせてくれたのです。いわばお弁当。ちょっとだけと頬張ると一気に全部食べてしまいました。
それにしても誰もいないのはおかしくない?いくら深夜でも私以外に誰も乗る人がいないってことはないよね。時折来るFlixBusとは別会社のバスを見ていると、え、どうも向こう側にもバス停がある?
急にピンときて急いでそこに行くと、人がいました!道路沿いに番号の付いた立て看板があり、30番と書かれた看板にFlixBusと書かれていました。ふう、危ない所だった。間に合って良かった。
で、後でチケットをよく見ると、ちゃんとGate 30って書いてありました。はい。ちゃんと確認しなきゃですね。旅も半年経って中だるみでしょうか。
ということで、サラエボへ向かいます!
おまけ
イリーナさんと会う前、街をぶらぶらしていると、どこからか聞いたことのある音楽が。
音につられて路地に入ると、レコード屋さんがありました。
窓を埋め尽くす古いレコードのジャケット。レコードプレイヤーやカメラも。
お店は閉まっていましたが、なんとも言えない雰囲気で、しばらく耳を澄ませながら眺めていました。