バスでリュブリャナからサラエボへ移動
FlixBusで深夜1時過ぎにリュブリャナを出発してから約10時間、朝11時過ぎにボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボに到着しました。
バスステーションを出て左手に5分位歩いていくと、ねじれてそそり立つ高層ビルが目に入ります。おう、なかなかモダン。ボスニアといえば、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争のイメージが強いので少し意外に思いながら歩くと、トラム乗り場がありました。すぐ前にはサラエボ駅があります。
チケットは乗り場近くのキオスクで買えます。1,6マルク(約100円)。車内にある打刻機にチケットを差し込み打刻。
20分位行った所にあるKatedral前で降車。ここからホステルまで急な坂道を歩きます。暑い。。バックパックが重い。。思わずタクシーに乗りたい衝動にかられますが、一方通行の小さな道で拾えそうにないし歩くしかありません。
汗だくになりながら着いたホステルは、The Doctor’s Houseというホステル。1泊12,4ユーロ(約1570円朝食なし)。
*現在ホステルは閉店している様です。
ランチに、ボスニア料理の肉詰めを頂きました。
サラエボの薔薇
街に出ようと歩いていると、建物の傷に気がつきました。
無数に残る砲弾の跡です。何気ない住宅街にある目の前にあるこれが本当にそうなのかと、愕然としました。
窓には綺麗なカーテンがかかっているので、住んでいる人がいるのだと思います。
砲弾跡が生々しく残る建物に見えた、普通の人々の生活。不思議です。
下写真の建物は、砲弾跡が塞がれ修繕されています。
坂道を降りた先にサラエボ大聖堂があります。さっきトラムを降りた場所です。
トラム乗り場の反対側に正面入り口がありました。大聖堂の前はサラエボの中心地となる通りで、お洒落なカフェやレストラン等があり、テラス席でくつろぐ人達や散策を楽しむ観光客で賑わっています。
何気なく歩いていると、ふと、地面にワインをこぼした様なものが。。これもしかして。
調べると、これはボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時、砲弾による死者が発生した場所で、追悼の意を込め砲弾の跡を赤い塗料で埋めたのだそうです。花の様に見えることからサラエボローズと呼ばれているそうです。
サラエボの街には、このようなローズがあちこちにあります。
「サラエボの花」という映画を思い出しました。花ってこの花のことだったのだろうか。。
胸が締め付けられる思いで始まったボスニアの旅。もっと知りたいと思いました。明日フリーウォーキングツアーに参加します。