サラーム。イラン滞在もあとわずかです。シラーズからテヘランへ戻るのに、寝台列車を利用しました。
チケットは、ホステルにお願いしてネットで予約してもらいました。Shiraz→Tehranまで料金700,000リアル(=70,000トマン=1280円)。約15時間の旅です。
入り口で荷物検査とパスポートを提示します。なぜかこの後、ハナも私も別室に呼ばれてパスポートを確認されました。大した質問もされず何を確認されたのかよく分かりませんが、すぐにオッケーをもらい無事駅構内に入れました。
ちなみに、持っている袋の中身は列車の中で食べようと思って駅で買ったスナック。
4人部屋のコンパートメントです。それぞれの座席にはちょっとしたお菓子とペットボトルの水、インスタントコーヒーが付いていました。椅子の上方には電源コンセントと読書灯もあります。
二人のイラン人男性と一緒でした。奥の男性はエンジニア系の仕事をしており婚約中、手前の男性は高校の体育教師で、独身だと言っていました。左はおなじみ旅友、エストニア系カナダ人のハナ。
発車して間もなく車掌さんがやってきて、この席で問題ないか聞かれました。はじめ質問の意味が分かりませんでしたが、どうも隣の部屋の若いイラン人の女性達が、男性と同じ部屋は嫌なので変えて欲しいと言っていた様で、ついでに私達にも確認してくれていた様です。同室の先生(笑)によると、宗教上男性と同じ部屋になることを躊躇する女性がいるそうです。
確かに、この列車は寝台車なので一緒の部屋はまずいかもですね。なるほど。
食べながらもしきりに落ちてくるヘッドスカーフを直す私を見て、先生がここでは被らなくて大丈夫だよと言ってくれましたが、周りの女性は被っているので一応ここは被っておきました。
それにしても、イランの女性達なんでスカーフ落ちてこないの。イランの女性がスカーフを直しているのなんて殆ど見たことがありません。頭の動きが違うのだろうか。。日本で着物を着るとすり足で歩く様に、ふるまいが違うのだろうか。頭があまり動いていないとか?
夕食は先生がおごってくれました。先生、ご馳走様でした!
シーツや枕カバーは、クリーニング袋に入ったまま配られるので清潔安心。
先生が私たち二人のベッドメイキングまでしてくれました。
そして、はい、おやすみの挨拶〜!っと先生の号令で消灯。って修学旅行か。笑。
途中のSafa Shahr駅で、お祈りの時間ということで、20分位の停車がありました。駅内にちゃんとお祈りの部屋があるんですね。私たちも気分転換にホームに降りて身体を伸ばします。
そうそう、知らなかったのですが、イランでは、高校まで男女別々の学校に行くらしく、大学で初めて共学になるそうです。ちなみに、先生の学校は男子校だそう。
無事テヘラン駅に帰ってきました。
15時間の長旅でしたが、ベッドも快適でよく眠れまたし、同室の二人もフレンドリーで親切。イランの寝台車、なかなか良いです。
おまけ
イランでのバックパッカースタイル。
- 髪を隠すヘッドスカーフ(外国人旅行者でも宗教に関わらず被ることが求められます。)緑のスカーフはテヘランで買いました。
- 長袖、長ズボン
- 身体の線を隠すため、持っていたスカーフを腰に巻いています
- そしてスニーカー、これはどこの国でも同じですが。(イランの女性達は、サンダルなど足指が出たものを履いている人もいました。)