ナマステー。
いよいよあのタージマハル、日帰りで行ってきました。しかもひょんなことからVIP待遇で!(あ、でも入場料は払いました。)
朝4時半起き。早朝の列車で出発します。
一緒に行くマユールとビジョがやっと起きたと思ったら、シャワーの順番待ちでなかなか準備してくれません。待てないので、とりあえず私達女子は先に駅に向かうことにしました。
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寒。
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早朝のニューデリー駅
ニューデリーからタージマハルのあるアグラまでは約3時間弱。電車代100ルピー(約160円)。ホステルでオンライン予約してもらっていました。
結局マユール&ビジョの2人はギリギリ5分前に追いついて間に合いました。ほっ。マユールがお腹の調子が悪く、しばらくトイレから出られなかったと。
本人は、スッキリした顔で、インド人はギリギリでも結局間に合うんだよ、と謎の自慢(?)コメントを頂きました。
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左からマユール、ナタリー、エム
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左からビジョ、マユール、私
途中の駅から次々と人が乗り込んできたのですが、席に座らず通路に立っている人が増えました。私が不思議そうにみていると、彼等が気がついて、「びっくりした?これがインドだよ。」と笑っていました。切符を持たずにとりあえず乗って、車掌さんの切符のチェックが無ければラッキー、的に乗る人もいるらしいです。もちろん切符のチェックがあった場合はそこで降りるそうです。
インドの現実を見た気がしました。
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車内では、「どっちが強いか腕相撲で決めようぜゲーム」 別名「私にはどうでもいいゲーム」が行われていました。
そして、アグラに到着。トゥクトゥクでタージマハルまで向かいます。
タージマハルに着きました。
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入場料は1000ルピー(約1630円)
インド人料金はここでも違います。幾らだったか忘れましたが地元料金はだいぶ安いです。
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セキュリティチェックを受けます。
ここで簡単に説明。タージマハルとは、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、生前からの妻の要望で建てた彼女の為のお墓で、インド・イスラーム文化こ代表的な建築物だそうです。
ん?イスラム?あれ、インドってヒンズー教じゃなかったっけ。。調べてみると、ムガル帝国は、トルコからの征服王朝で、1858年にイギリスによって鎮圧されるまでの約300年の間はイスラム王朝だったそう。なるほどー。インドにもイスラムの時代があったんだ。
ここに写っているユニフォームの人は、私達に怒っている。わけではありまけん。彼はタージマハルのセキュリティをしている陸軍兵士なのですが、今会ったばかりなのに、なんと、エムやマユールと同じインドのアッサム州出身ということだけで、案内を買って出てくれました!名前はナバジョティ。イケメン兵士です。この後仕事の当番は終わったということでしたが、一緒についてきてくれることに。ここから一気にVIP待遇になります!
彼のひと声でタージマハル内の公式カメラマンもタダでつけてくれて、集合写真やなど、何枚か写真を撮ってくれました。
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上段左からマユール、ビジョ、ナバジョティ、ファティマ。下段左から私、エム、みなみ、ナタリー
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ひとしきり撮影会。ポーズも指示してくれます。
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建物の中に入る際は靴カバーをします。
通常有料な靴カバーも、無料で着けてもらっていました。ちなみに外国人の入場料には靴カバーが含まれていて、入口で入場券と一緒にもらえます。
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タージマハルの裏側にきました。
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そしてこれ。
この大理石の天井に何か見えませんか? よーく見てください。左上の方です。気づきましたか?そう、相対理論のあのお方の顔が!
というのは嘘で、タージマハルを建てた建築家チームのリーダーの顔だそうです。私には、どう見てもアインシュタインの顔にしか見えなかった。まあ、その建築家の顔は知らないのですが。人って自分が見たいものを見る傾向があるっていうけれど、こういうことですかね。私の知識の中に、これに似ている有名人はアインシュタインしかいないので。苦笑。しかも時代が全然違う。
ナバジョティが、最後に近くのお店でチャイととお菓子までご馳走してくれました。
ここで、ナタリーとファティマとはお別れです。彼女達はこれからラジャスタン州に向かいます。5日間一緒だったので、急に寂しくなり泣いてしまいました。チキンダンスを教えてくれてノンストップで喋るナタリー、口数は少ないけどいつも優しい眼差しで、正義感の強いファティマ。もう2人とも大好きー!ファティマも涙を浮かべていました。今度はエムの住むニューヨークで皆で集まろうねー!!
デリーへの帰りはバスに乗りました。
ホステルに着いたのは夜遅く。ホステルのあるエリアのゲートが閉まってる!
しかたないので門を乗り越えました。
セキュリティがしっかりしてるのかしていないのかよく分かりませんが、とりあえず警報アラームも鳴らず、無事帰れました。
おやすみなさい。