ナマステー。
ダライラマ法王との面会の詳細の連絡が来るまで、とりあえずカフェで朝食をした後、エムがナンパした(笑)、隣のテーブルに座っていたトミーとチャーリーも一緒に、散歩に行くことにしました。
このカフェには毎日通っていました。
坂道を歩いていきます。
散歩のつもりが、プチトレッキング並みに結構歩きました。
ところで、ダライラマ法王との面会がどうなったかというと。。。
会えませんでした。ショック。
実は山を散策中、エムの携帯に面会時間と場所の連絡が入っていたのですが、なんとその携帯をホテルに置き忘れていたのです。置き忘れていたのにも訳があるのですが、気がついて急いでホテルに戻った時には、時すでに遅し。面会の時間から2時間以上も過ぎていました。
真っ青になりました。一生に一度、いや普通は一度もないあのダライラマ法王との約束を、あろうことかドタキャンしてしまったのです。エムの友人(ニューヨーク在)が夜中も寝ずに調整してくれたのに。です。
ショックのあまり、しばらく動けませんでした。責任を感じて落ち込むエムに、どう声を掛けてよいかも分からず。
が、しかし!しばらくして、ダライラマ法王が明日もまだダラムサラにいるとの情報が!
一縷の望みをかけて、ダライラマ寺院に行ってみることにしました。
結局受付はしてもらえませんでしたが、明日の朝に一般謁見があるから朝8時半に来るように、と言われました。
今世紀の最大の約束を破ってしまいましたが、明日会えると分かるとまたテンションがあがります。よし、明日ちゃんとお目にかかろう。
ーーーーーーーーー 次の日の朝 ーーーーーーー
エムを起こしましたが、どうしても起きられず、結局、みなみと二人で行くことにしました。あとからチャーリーも合流。
寺院に着くと、入口に昨日はなかったセキュリティゲートが設置されており、既に人か並んでいます。並んでいる間写真を撮っていると、前の女性が、カメラは持ち込み禁止だと教えてくれました。急遽近くのカフェに行きカメラを預かってもらえないかお願いするも、責任持てないと言って断られます。
結局急いでホテルに戻ることにしました。携帯もカメラも置いて寺院に戻ります。なんとか間に合いました。
写真撮影が禁止なので、ここからは前の日に撮った写真を使います。
両側から二人の男性に支えられて、この門からダライラマ法王が出てきました。
観衆に向かって「グッモーニング、エブリワン」と手を振ってくれました。誰をも包むような笑顔で、なんだか、穏やかに輝いているように見えました。
そして、この通路を一歩一歩ゆっくりと進んでいきます。左右には人がびっしり。中には、両手を合わせ感極まる様に見つめている人もいました。
時々立ち止まり、人々に声を掛けています。時折笑い声も聞こえました。足元は頼りなく、常に両側の男性が支えながら、ゆっくりと進みます。
通路を通ると、この左向こうにある階段を上がり2階に進みます。2階には許可症がある人のみ入れるので、私達は下のあるスクリーンで見ます。
まだ今でもショックから立ち直れていません。
おやすみ。