ナマステー。
ダライラマ法王に会いにダラムサラに来ました。
なんと、エムのつてで、ダライラマ法王に会えることになったのです!そう、あのダライラマに直接、しかも個人的に面会できるというのです!正直、はじめは半信半疑でした。(エムごめん。)
だってあのノーベル平和賞のダライラマ法王です。嬉しくて興奮するのと同時に、こんな単なる庶民の私達に本当に会ってくれるのだろうか、心配になります。
エムのつての友人が調整してくれているらしく、詳しい日程は決まり次第教えてくれることになっていて、とりあえずダラムサラに行き、彼からの連絡を待ちます。
デリーから寝台列車に乗ります。約8時間の道のりです。
夜の寝台列車です。100ルピー(約160円)。
ベッドはごく簡易な作りで3段になっています。決して清潔とは言えず、そこは見ないふりでどうにか我慢出来るのですが、とにかく寒かった!
デリーからダラムサラへ北上するにつれ、気温が下がっていくのを感じます。おそらく気温自体はそこまで低くないと思うのですが、とにかくすきま風がすごいのです。体感温度8℃。バックパックを窓の隙間を埋める様に置きますが、それでもあまりにも寒くて、途中バッグから持ってきた服を全部出して体を覆い、靴下をもう一足重ね、顔にはマスクをして体を丸くします。それでも寒かったのですが、あとはもうひたすら我慢のみです。お願い。早く朝が来ます様に。
朝はやってきました~。車内販売のチャイを飲みます。はあ、温かいってすばらしい。
窓の外はすっかりのどかな風景になっています。
そしてパタンコットに着きました。まだダラムサラではありません。ここで乗り換えるはずだった急行列車がもう既に出てしまったことが分かり、別の鈍行に乗ることにしました。ここからさらに5時間の移動です。内心「えーまた5時間も」と一気に疲労がきますが、他に選択肢もなく仕方ないので、意を決して「おう、行こう」と自分に気合を入れます。
ここパタンコットからは、トイトレイン(おもちゃの電車)とも呼ばれている昔ながらの列車で、カングラまで行きます。25ルピー(約40円)。最後尾の女性専用車両に乗りました。
ずっと満席状態でした。
窓からの風が気持ちいい。
川は乾季のせいかすっかり干上がっていました。
やっとカングラに到着、ここからバスに乗り換え、途中の街で腹ごしらえです。
そしてタクシーでやっとダラムサラへ到着。はあ、長い道のりだった。
おやすみなさい。明日ダライラマ法王に会えるといいなあ。