[ベラルーシ]意外なイスラエルとの関係[Belarus] Relation with Israel/Jews.

Belarus

ブリビエット!(ベラルーシ語でこんにちは)

今日はモタリの村にある博物館に行ってきました。

家から徒歩10分位のところにあります。

村の教会

これは道中にあった、村の教会という感じの小さな教会。日本で言えばどこにでもある近所の神社みたいな感じかな。(といっても沖縄で神社はあまり馴染みないですけどね)

博物館の入り口

鮮やかな黄色に塗られた博物館。最近出来たのかここに来るには友人も初めてだそう。

織り機

ベラルーシでは麻の織物が多い様で、これは織り機。

伝統的な家の様子が再現されています。

左に見えるのは石窯オーブン。右側に吊るされたものはベビーベッド。
額にリネンの織物が掛けられています。
結婚式の衣装

博物館の方によると、イスラエルの初代大統領のヴァイツマンは、モタリの出身だったそうです。

ベラルーシとイスラエル?意外に思えたイスラエルとの関係ですが、14世紀頃からモタリの村には多くのユダヤ人が定住し、仲良く暮らしていたそうです。多い時にはあ3割程を占めていたそう。ただし、その後の第二次世界大戦時のナチスの占領下には多くが犠牲になり、現在ではほとんどいなくなってしまったそうです。

あと、メッセージアプリのViberはイスラエルの会社ですが、ベラルーシを拠点に開発されたのだそう。そうそう、ベラルーシでは現在急激にIT産業が伸びているらしいです。そういえばウクライナもIT産業が急成長しているって言っていたな。

今日はモタリでの最終日。皆でお庭でバーベキューです!

お肉はお父さんが焼いてくれます。

今気がついたけど、このバーベキューグリルの脚、素敵。ミシンのリサイクルかなあ。

絶対美味しい肉、そして自家製の野菜たち。

そうそう、ベラルーシで欠かせない定番の飲み物に、クワス(Kvass)というものがあります。今日のBBQにももちろんありました。(テーブルの上のペットボトルに入った黒い飲み物がクワスです。)
コーラみたいな炭酸飲料ですが、少しハーブの香りもするクワスは、ライ麦を発酵したものだそうです。といってもビールとは違い、甘さもあり子供達の大好きな飲み物です。私も好きになりました。
(僅かにアルコールも含まれるそうが、ノンアル飲料として取り扱われているそうです。)

お父さんに、最後に記念に写真を取ろうと言われパシャリ。お父さんありがとう。

モタリの素敵な田舎暮らしも今日で終わりです。明日はミンスクに戻り、次の目的地リトアニアに向かいます。

早朝5時半に、ミンスク行きの車が迎えに来ることになっています。
モタリには公共交通機関が無いので、車を手配してくれました。(ミンスクから一緒に来た親戚は一足先に帰りました。)
車といってもタクシーとかではなく、食肉を卸しにミンスクに行くトラックに乗せてもらえるらしい。田舎の絆って感じですね。楽しみ。
友人と子供たちはこの後もしばらく残るため、明日は私一人でミンスクに戻ります。少し心細いけど、なんとかなるでしょう。

世界一周の旅も約7ヶ月経ちました。私の人生でベラルーシに来るなんて、去年までは想像もしたことなかったこと。ベラルーシ出身の友人に出会うまでは正直ベラルーシという国の存在すら知らなかったと思う。
友人と出会ってからも、森の中のきのこ狩りが楽しくて美味しいのよーって話を聞いて食べてみたいーって思った程度で、本当に来れるとは。残念ながら今回は気温が高かった為キノコ狩りは出来なかったけれど、言葉はほぼ通じないけど楽しかった田舎暮らし。
一言で、「いやあ癒やされた〜」。

人生フル・オブ・サプライズですね。