プリヴィエット!(ロシア語でこんにちはの意味)
2白3日限定のロシア、サンクトペテルブルクの2日目は盛り沢山な一日でした。
まず向かったのは、血の上の救世主教会。
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グリボエードフ運河沿いに行くと見えました。これこれ、玉ねぎ型の屋根をしたカラフルな教会。これぞザ・ロシア。
目を凝らして見れば見るほど細かい装飾がびっしり。赤茶色のレンガに金ピカのゴールドに優しい青や緑。アーチの丸い線に鋭角な三角や四角の組み合わせも面白い。
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そうそう、今年のFIFAワールドカップはここロシアで開催されたのだった。試合のチケットを持っていればビザが免除されるということで、トルコで出会ったアメリカ人の旅人などは、一番安いチケットを買ってロシアに入ろうかと話していました。結局彼らはどうしたのだろう。。
正チケット売り場には人だかりが 券売機
教会の正面に来ました。チケット売り場には人だかりが。この列に並びたくないなあと思っていたらその隣に券売機らしきものがあったので、試してみたら普通にクレジットカードで買えました。するとそれを見ていた何人かが来てどうやって買うのと聞いてきたので簡単だよ、と教えてあげました。入場料250ルーブル(約340円)
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何度見ても、正教の教会のびっしりと描かれたモザイク画には圧倒されます。天井にも柱にも隙間なく色々な模様が描かれています。
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次はいよいよエルミタージュ美術館です。
血の上の救世主教会からから歩いて12,3分。混雑を避ける為チケットはオンラインで購入済みです。そして、これも事前の下調べによると、入るのは正面からではなく横道からの方が早い、というので行ってみます。
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入口と書かれた案内板 少しだけ開いた扉を進み 案内板に沿って進みます 何の変哲も無いこのドアが入り口でした。
あまり人がいなかったので少し不安でしたが、ちゃんと入れました。
メインの白い階段
受付の人が、迷ったらこのメインの白い階段に戻ってくるといいわよ、と地図をくれました。エルミタージュはとにかく広いので地図はマストです。
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ルーベンスの「ローマの慈愛」 投獄された父に母乳を差し出す娘。
ちょっと衝撃を受けたのが、ルーベンスのRoman Charity(ローマの慈愛)という絵。後で調べてさらに驚いたのは、描かれている二人が父親と娘だということ。投獄されて瀕死の父親に出産直後の娘が自分の母乳を与えるという場面だそうで、キリスト教の教えのひとつである「乾いた者には飲み物を与えよ」が体現されている絵なのだそうです。究極の慈愛ですね。
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実際のクレオパトラがどんな容貌だったのかは分からないけれど、この絵のクレオパトラはエジプト人ぽさがない。美術のことは全く分からないけど、結局は描き手の主観てことだよね。(ま、エジプトぽさと言っているのも私の主観だけど)
レオナルドダビンチのブノアの聖母 レンブラントの老人 レンブラントのフローラ
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館内を何度か迷いながら、でも多分まわれていない所もあったと思うけど楽しみました。
いつも思うことだけれど、アートに造詣の深い人ならもっと楽しめるんだろうなあ。
この後、街を散策していたらタイマッサージと書かれたお店を発見!
大好きなタイマッサージ!早速半地下に降りドアを恐る恐る開くと、割腹の良い男性がフレンドリーに歓迎してくれました。(よかった英語も通じる!)お店のオーナーの方で、以前アジアに滞在した時にマッサージが気に入り、タイでマッサージを学び、つい一週間前にこの店をオープンさせたばかりなのだと話してくれました。
30分のフットマッサージをお願いすると、800ルーブル(約1000円)を600ルーブルにまけてくれました。
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個室に案内されたので、一応警戒してバッグとスマホは自分の体に密着させる様に手元に置いてから臨みました。
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結果、力加減も良くて大満足!施術してくれた方はロシア語しか話せなかったのでほとんど話せなかったのが残念でしたが、身振りで力加減は大丈夫か確認してくれたり、照れながらも写真にも快く応じてくれました。そう言えばベラルーシでもマッサージ師は男性が主流だと言っていたっけ。ロシアでは、女性が他人の体を触るというこちがまだ一般的じゃないという話も聞きました。タイマッサージはまだまだ珍しいそうです。
今日最後のアトラクション跳ね橋
ホステルに戻りご飯を食べた後は、跳ね橋を見に行こう!とホス友達とお出かけ。
人懐っこいカナダ人のテレサ(中央)、スペイン人のクリストバル(右後方) 誰かがふるまってくれたロシアワイン イランでお医者さんをしているというイラン人の彼。
跳ね橋が上がる時間に合わせて向かうと、人人人。
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出店も出ていてまるでお祭りの様に盛り上がっていました。
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この後バーに立ち寄り一杯。二杯。
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そしてその後。
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明日はフェリーでヘルシンキに戻ります。おやすみなさい。